初恋~ある女の恋愛物語~
その次の日

バイトで馨さんに謝った

謝る必要があったのかはわからないけど

馨さんが、今日は?と
私に笑顔で聞いた

いいよと笑顔で答えた

ここで会っても
いいのだろうかと
疑問が浮かぶ

でも断れない

なぜか彼の誘いに
乗ってしまう

私は軽い女だ

最低な女だ

純粋な気持ちを
思い出したばかり
だったはずなのに

結局現実はこんなもの

また馨さんに弄ばれる

そんな自分を悲観する

バイトが終わって
馨さんの車に乗る私

そしてまた豪邸に着く

そして大きな
お風呂に入るんだ

馨さんがお風呂から
上がるのを
ただ静かに待つだけ
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