初恋～ある女の恋愛物語～

私だけを愛して
くれるなら、他に何も
いらない

ただ私だけを
見ていてくれるなら

そして、この泥沼から
私を助け出して欲しい

私の全てを受け入れる
覚悟がある人が
現れてくれなきゃ
本気の恋愛なんか
出来ない

私に恋愛なんてする
権利もないかもしれない

本当の恋愛をまた
思い出すには
そんな度胸のある
男じゃなきゃダメなんだ

私が恋愛をちゃんと
出来るまでは
まだまだ時間が
かかるかもしれない

もしかしたら、一生
無理かもしれない

ちゃんと恋愛も出来ないような男としか
出会えないのかな？

彼女が居たり
奥さんが居たり

男運の悪い都合のいい女

何て面白い語呂合わせ

いつかそんな言葉が
似合う自分から
抜け出せたらいいな

今は無理でもいいから

そんな期待を
心の片隅にいつも
思い描いていた

それなのに、私はまた
正ちゃんに抱かれた

拒む事もなく、すんなり受け入れた