初恋~ある女の恋愛物語~
本当に嬉しくて
たまらなかったのに

私は大介を好きなのに

大介が傍に居て
くれなくちゃ、自分が
馨さんや正ちゃんを
断ち切る自信が無い

こんな私を彼女にしても大介が苦しむだけ

私は本当に好きな人と
一緒になる事さえ
出来ないんだ

これが最低な女に
与えられたバツなんだ

今まで私を抱いた男の
仕返しなのかもしれない

私に本気になった
男たちの恨み

今になって、自分に
降りかかってきた

大介の胸に素直に
飛び込みたい

そして大介だけの
私でありたい

その願いは叶わない

大介を好きだからこそ
私は大介と一緒には
なれないの
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