初恋~ある女の恋愛物語~
『辛くなったら、すぐ
電話して』

またそんな優しい事を
言ってくれる

『再会するのが
遅かっただけなのにね』

『俺だけの千穂で
居て欲しかった』

何度もそんなやりとりを繰り返した

何度繰り返しても
どうにもならない

わかっていたのに

ただお互いに愛を
囁いているだけだった

付き合っているなら
最高の愛だったのに

すごく不思議な気分

大介の優しさをまた
心と体で感じた

想い合っているのに
結ばれない

私の心の中に居る大介は一生忘れられない
いい男だよ

ありがとう、大介

大介にたくさんの
感謝を伝えた

『私を好きになって
くれて、ありがとう』
< 151 / 409 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop