初恋~ある女の恋愛物語~
ところが、夏休み

私が友達の家に泊まりに行った時

彼も自分の友達の家に泊まりに行った

それがたまたま近所だった事で夜に一緒に花火をする事になった

みんなでワイワイ盛り上がっていた

私は彼の隣で花火を楽しんだ

みんなで打ち上げ花火に夢中になっていた

次々と打ち上げられる

私は綺麗さに見とれていた

また一つ打ち上げられる

導火線に火をつけた子が離れて花火が打ち上がる

その瞬間…

彼の唇が私の唇に重なった

誰もがみんな花火を見ていた瞬間だった

心の準備も出来ていなかった

大ちゃん以来のキス

私の顔は笑顔も作れなかった

『初めて?』

急な彼の質問にとっさに頷いた

私は嘘をついた

大ちゃんと沢山キスをしていたのに

『千穂のファーストキス奪っちゃった』

なんて、はにかんで言っている彼
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