初恋～ある女の恋愛物語～

それから毎日のように
メールをしていた

話題は他愛もない話

それでも楽しかった

メールをするように
なったら、浩太さんは
会いたいと言わない

それでも良かった

馨さんと居る時に
メールが来た

『返事したの？』

『うん。今はメル友
みたいなもんだよ』

その日馨さんは
乱暴に私を抱いた

言葉では何も
言わないけど、馨さんの体が反応していた

その反応が私を喜ばせた

やきもちを焼いて
くれてるの？

それでも結ばれない
私と馨さん

こんな関係だからこそ
長続きしてきたから

付き合っていたら
私は耐えられなかった

今の関係が私たちの
ベストなんだ

そう思うしかない