初恋~ある女の恋愛物語~
駐車場の近くまで来ると人はあまり居なかった

それでも手を離す事なく寄り添って歩いた

暖かい手が私を
緊張から解き放つ

私より10センチ高い
身長から見下ろす目が
とても優しかった

『綺麗な花火だったね』

『うん!そうだ!
これから2人で
花火しない?』

テンションが
上がっていた私は

『うん!』

と元気に答えた

車の前で離れた手

すごく自然だった

車に乗り、エンジンを
かける音

2人で同時に
タバコに火をつけた

コンビニに行って
花火を選んだ

私たちのテンションは
上がりっぱなし

2人でワイワイ
はしゃぎながら
花火を選んだ

私は浩太さんが
見てない隙に
携帯の電源を切った

こんな楽しい時間を
邪魔されたくなかった
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