初恋~ある女の恋愛物語~
家に入って、今日の
出来事を思い出した

頭の中を整理していく

これで私は
幸せになれるんだ

そう何度も思った

私は思い出したように
携帯の電源を入れた

…やっぱり…

馨さんと正ちゃんからのメールが来ていた

電源を切っておいて
良かったと思えた

もしあの場でメールに
気付いていたら、私は
浩太さんの想いに
答えられなかった

私は返信もせずに
携帯を閉じた

それからすぐまた
携帯が鳴った

“今日の花火は
とても綺麗だったね。
また2人で遊びに
行こうな!おやすみ”

浩太さんからのメール

私は楽しかった事を
メールでちゃんと
伝えて、携帯を閉じた

自然に顔がニヤけた

浩太さんの優しさの
おかげだった
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