初恋~ある女の恋愛物語~
☆★6★☆
そのまま恋もせず中学3年生を迎えた
受験勉強に追われ塾に通う日々
このまま中学校生活が終わると思っていた秋
クラスの男の子が私と同じ塾に通うようになった
帰り道も同じで毎日一緒だった
毎日、他愛もない話をしながら帰る
特別な感情を持つ事はなかった
のは私だけだった
彼が私にも伝わるほどの緊張の中
『千穂が好きです』
という言葉を口に出した
志望校が違っていた私達は、うまくいくはずがないと私は決め付けた
それを理由に断った
そんな事ないよ!
と彼は言い続けた
彼の事、嫌いじゃない
ただ恋愛対象じゃなかっただけ
どうせすぐ終わると思っていた
彼の押しに負けて私達は付き合う事にした
彼は私を大事にしてくれた
キスさえもしてこない
そんな純愛
塾の帰り道
いつもと同じ道
ふいに手が触れ合った
彼がようやく私の手を握った
少し汗ばんだ彼の手
緊張が伝わってきた
ドキドキが彼の手から伝わってきていた
受験勉強に追われ塾に通う日々
このまま中学校生活が終わると思っていた秋
クラスの男の子が私と同じ塾に通うようになった
帰り道も同じで毎日一緒だった
毎日、他愛もない話をしながら帰る
特別な感情を持つ事はなかった
のは私だけだった
彼が私にも伝わるほどの緊張の中
『千穂が好きです』
という言葉を口に出した
志望校が違っていた私達は、うまくいくはずがないと私は決め付けた
それを理由に断った
そんな事ないよ!
と彼は言い続けた
彼の事、嫌いじゃない
ただ恋愛対象じゃなかっただけ
どうせすぐ終わると思っていた
彼の押しに負けて私達は付き合う事にした
彼は私を大事にしてくれた
キスさえもしてこない
そんな純愛
塾の帰り道
いつもと同じ道
ふいに手が触れ合った
彼がようやく私の手を握った
少し汗ばんだ彼の手
緊張が伝わってきた
ドキドキが彼の手から伝わってきていた