初恋~ある女の恋愛物語~
正ちゃんは立ち上がり
玄関に向かって
歩き出した
ここに来て、私を
抱かないで帰るのは
初めてだった
さすがに抱ける気分
ではなかったみたい
見送りに玄関まで
正ちゃんの後ろを
ついていった
玄関にたどり着く手前でクルッと振り返って
正ちゃんは私の肩に
手をかけた
そして私を引き寄せて
私の唇を奪った
『またな』
正ちゃんはうっすら
笑みを浮かべて
帰っていった
正ちゃんが出ていった
扉を見つめて、何の
抵抗も出来なかった
自分に腹を立てた
辛くて、切なくて
それでも何も言えない
こんな哀れな自分が
情けなかった
浩太さんに助けを
求める事も出来ずにいた
正ちゃんの中に
私はどれくらい
居るんだろう?
そんな思いが
頭の中を駆け巡っていた
玄関に向かって
歩き出した
ここに来て、私を
抱かないで帰るのは
初めてだった
さすがに抱ける気分
ではなかったみたい
見送りに玄関まで
正ちゃんの後ろを
ついていった
玄関にたどり着く手前でクルッと振り返って
正ちゃんは私の肩に
手をかけた
そして私を引き寄せて
私の唇を奪った
『またな』
正ちゃんはうっすら
笑みを浮かべて
帰っていった
正ちゃんが出ていった
扉を見つめて、何の
抵抗も出来なかった
自分に腹を立てた
辛くて、切なくて
それでも何も言えない
こんな哀れな自分が
情けなかった
浩太さんに助けを
求める事も出来ずにいた
正ちゃんの中に
私はどれくらい
居るんだろう?
そんな思いが
頭の中を駆け巡っていた