初恋~ある女の恋愛物語~
浩太さんを騙し続ける
事に抵抗を感じるものの
私はうまく演じた

浩太さんへの気持ちは
嘘ではない

私を救ってくれようと
必死になった姿を
私は信じた

私だけを想って
くれているのが、
ちゃんと伝わってきた

私はその愛に答えようと必死になっていた

でも必死になれば
なるほど、浩太さんを
騙す事になる

私の気持ちのどこかには馨さんが居る

私はいつか離れる
その時に、誰かに
ついていてもらいたい

私の逃げ道だった

浩太さんの存在が
私を変えたのは事実

浩太さんのおかげで、
迷いなく正ちゃんと
終わる事が出来た

馨さんの気持ちを
確認する事が出来た

全部浩太さんの
おかげだと思える
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