初恋~ある女の恋愛物語~
☆★47★☆
部屋には鍵が
かけられていた
昨日もらった鍵を
差し込んで回すと
カチャって音が響いて
鍵が開いた
高鳴る心臓を抑えながら扉を開けた
部屋の中には何もない
浩太さんの姿もない
家具もない
ガラーンとした部屋
中に入っても
人の気配さえ感じない
部屋の真ん中に
“千穂へ”
と書かれた封筒
その横には、浩太さんの背中の龍と同じ龍が
描かれている絵が
額に収まっていた
私は震える手で
封筒を持ち
中の便箋を取り出した
私に宛てられた手紙
私はゆっくり読み始めた
かけられていた
昨日もらった鍵を
差し込んで回すと
カチャって音が響いて
鍵が開いた
高鳴る心臓を抑えながら扉を開けた
部屋の中には何もない
浩太さんの姿もない
家具もない
ガラーンとした部屋
中に入っても
人の気配さえ感じない
部屋の真ん中に
“千穂へ”
と書かれた封筒
その横には、浩太さんの背中の龍と同じ龍が
描かれている絵が
額に収まっていた
私は震える手で
封筒を持ち
中の便箋を取り出した
私に宛てられた手紙
私はゆっくり読み始めた