初恋~ある女の恋愛物語~
待ち合わせをした
レストラン

大介は先に着いていた

私を見つけて、軽く
右手を挙げて微笑んだ

私は大介と向かい合い
食事を楽しんだ

他愛もない話ばかりを
していた私たちは
食事を済ませて、
真面目な顔で話を進めた

でも私は話せなかった

どこで誰が聞いてるか
わからない状況

『大介、うちで話そう』

私の提案に大介は
快く了解してくれた

大介になら、
ちゃんと話せそう

大介なら理解して
くれるはず

そう思った

一緒に居る時間が
長ければいいって
わけじゃないんだ

信頼関係がどこまで
築けているかなんだ
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