初恋～ある女の恋愛物語～

『またね…』

そう呟いて、大介の
元を離れた

それから私は
定期検診を済ませて
先生からもう大丈夫と
太鼓判をもらい
会計を済ませて
病院を出た

もうこの病院に
来なくてもいいんだ

また赤ちゃんは
出来るはずだと言った
先生の言葉を信じよう

私はすがすがしい
気持ちで歩き出した

また新しい日々を
歩き出せると
思っていた