初恋~ある女の恋愛物語~
皮肉な運命を背負った

私たちはその運命を
受け入れなければ
ならない

そんな運命がなければ
再会する事もなかった

そして抱き合って
キスをする事も
なかったんだ

私たちは強く
惹かれ合っていたのか

それが最低な形で
叶ってしまったとでも
いうんだろうか

私を忘れた事はなかった
と馨さんは言った

私は忘れて、他の恋愛に本気になったと話した

私は浩太さんを
本気で想っていたから

想っていたのは俺だけ
と馨さんは少し
がっかりしていた

私は馨さんに想われて
いた事を心の中で喜んだ

始まりは、遊ばれていただけの恋愛だったのに

想われている事に
自惚れた
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