初恋~ある女の恋愛物語~
裸のまま抱き合って
眠りに落ちた

しっかりくっついて
離れなかった

馨さんが少しでも
動くたびに、私は
目を覚ました

それにも気付かず
眠る馨さん

無防備な寝顔は
まるで子供のようだった

明日の朝は泣かないで
別れよう

笑顔の私の面影を
天国に連れてって
欲しいと思った
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