初恋~ある女の恋愛物語~
馨さんの墓前から
見える景色はとても
綺麗で忘れられない
景色だった

私はその景色を
眺めながら、色んな
想いを馨さんに伝えた

心の中でたくさんの事を語りかけた

言えなかった想いを
打ち明けていた

全てが伝わったかは
わからない

でも伝わっている事を
祈っていた

しばらくそこで
大介と2人で
手を繋いだまま
座り込んでいた

大介は馨さんの前で
私を幸せにすると
言ってくれた

馨さんにちゃんと
聞こえたかな?

いいよね、私が大介と
一緒に歩む道を選んでも

馨さんも望んで
くれていたんだよね?

私は間違ってないよね?
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