初恋~ある女の恋愛物語~
部屋に戻って、大介の
帰りを待っている

こんな日が来るなんて
全く思っていなかった

私は着実に幸せな
女になっていってる

自分でもわかった

『ただいま』

『おかえり』

帰ってくると、大介は
笑顔で私を抱き寄せて
キスをしてくれる

それだけで2人とも
笑顔になれるんだ

大介の為に、食事を
用意したり、掃除を
したりする

それだけで幸せ

それだけで良かった

そして夜には抱き合い
愛し合う

たくさん愛を与え合う

疲れて帰ってきた日の
大介の寝顔を見るのも
私は大好きだった

その寝顔だけで
私は満足出来ていた

大介の寝顔は
私に癒やしをくれていた

布団をかけ直して
私も大介の隣に眠った

大介は無意識でも
私に触れて眠る癖がある
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