初恋～ある女の恋愛物語～

☆★65★☆

そんな生活を数ヶ月

お互いの親への挨拶も
心置きなく済ませた

大介のご両親は
私のママに会えた事を
とても喜んでいた

元気で何よりですって
私と大介をそっちのけに会話をはずませていた

色んな嫌な噂が
流れていたようで
ママは誤解が解けたと
安心していた

私が何も言わずに
転校したように、ママも誰にも何も言わずに
引っ越しをしていた

私と大介が仲が
良かったせいで
ママと大介の両親も
仲が良かったのだった

それなのに、何も
告げずに引っ越した
私達を、大介の両親は
とても心配していた
ようだった

そんな私たちと
こんな形で再会した事を喜んでくれた

私と大介は嬉しかった

祝福してくれたママと
大介の両親の仲の良い
その光景が、とても
嬉しかった

これなら仲良く
やっていけそうだと
確信した

結婚式の日取りや
新居など、全て
私たちの好きなように
やりなさいと言われた