初恋~ある女の恋愛物語~
☆★11★☆
正ちゃんから連絡が来たのは、それから10日も経っていた
しかも素知らぬフリで
バカにしてる
そういう感情の方が先に出てきた
会いたいという正ちゃんの気持ちに応えて、会う事にした
『俺に会いたくなかった?』
『何で?』
『全然連絡ないから』
よくそんな事が言えるもんだよ
大した野郎だよ
嘘つきもいい所
怒りだけが込み上げてくる
この関係を断ち切る
私にそんな勇気があるんだろうか?
少し躊躇していた
でも言わなくちゃ
少し本気になりそうになっていた自分を否定したかった
『私、見ちゃったの』
『何を?』
ここまできてもしらを切るつもり?
それとも私の次の言葉が怖い?
『彼女と居たとこ』
しばらく沈黙が流れた
『そっかぁ』
正ちゃんは開き直りに近いものを私に見せていた
私の目を全然見ていない
会ってから全然見てくれない
しかも素知らぬフリで
バカにしてる
そういう感情の方が先に出てきた
会いたいという正ちゃんの気持ちに応えて、会う事にした
『俺に会いたくなかった?』
『何で?』
『全然連絡ないから』
よくそんな事が言えるもんだよ
大した野郎だよ
嘘つきもいい所
怒りだけが込み上げてくる
この関係を断ち切る
私にそんな勇気があるんだろうか?
少し躊躇していた
でも言わなくちゃ
少し本気になりそうになっていた自分を否定したかった
『私、見ちゃったの』
『何を?』
ここまできてもしらを切るつもり?
それとも私の次の言葉が怖い?
『彼女と居たとこ』
しばらく沈黙が流れた
『そっかぁ』
正ちゃんは開き直りに近いものを私に見せていた
私の目を全然見ていない
会ってから全然見てくれない