初恋~ある女の恋愛物語~
☆★12★☆
馨さんのしつこさに負けて、会う事にした
迎えに来た馨さんの車を久しぶりに見た
助手席に乗ると懐かしい匂いがする
私が好きだと言った車の芳香剤の匂いとタバコの匂いがする
うんん
それじゃ、いけない
流されちゃダメだと何度も言い聞かせる
近くの公園の駐車場
あたりは真っ暗
『あいつとやった?』
『単刀直入だね』
『遠まわしは嫌いなんだよ』
私はすべてを打ち明けた
馨さんを忘れようとした行動だった事
正ちゃんが私を救ってくれようとした事
馨さんは黙って聞いていた
時々眉間にシワを寄せて
何かを言って欲しかったのに
ただ頷いているだけの馨さん
自分が話してる事が情けなくなってきた
2人の男に振り回されてこれ以上何が残っているのか
馨さんに話した事で私の心はすっきりした
開き直れた
私を抱きたければ抱けばいい
私を捨てたければ捨てればいい
私なんてどうでもいい
迎えに来た馨さんの車を久しぶりに見た
助手席に乗ると懐かしい匂いがする
私が好きだと言った車の芳香剤の匂いとタバコの匂いがする
うんん
それじゃ、いけない
流されちゃダメだと何度も言い聞かせる
近くの公園の駐車場
あたりは真っ暗
『あいつとやった?』
『単刀直入だね』
『遠まわしは嫌いなんだよ』
私はすべてを打ち明けた
馨さんを忘れようとした行動だった事
正ちゃんが私を救ってくれようとした事
馨さんは黙って聞いていた
時々眉間にシワを寄せて
何かを言って欲しかったのに
ただ頷いているだけの馨さん
自分が話してる事が情けなくなってきた
2人の男に振り回されてこれ以上何が残っているのか
馨さんに話した事で私の心はすっきりした
開き直れた
私を抱きたければ抱けばいい
私を捨てたければ捨てればいい
私なんてどうでもいい