一生片想い ーそれでも私はあなたを想い続けますー


「そ、そうだったの…?」



私は全身の力が抜けてヘナヘナと座り込んだ。



「よ、よかったぁ…」




あの、彼女疑惑の写真はまりんだったのか。



安心してほっと息をつくと同時に、たくさんの気持ちがこみ上げてきた。



まず、勘違いをしていた恥ずかしさ。



そして、自殺などをしようとして周りに迷惑をかけた罪悪感。



さらに、まりんと信介が付き合っていなくてよかったという安堵感。




いろんな気持ちが混ざりあって、涙として出てきた。



「う、うぅ、ごめんなさい…」


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