一生片想い ーそれでも私はあなたを想い続けますー
危ない!と思った瞬間、顔面に鈍い痛みが走る。
「い、痛ぃ…」
私は起き上がろうと手をつくと、なぜかその手が真っ赤。
う、嘘?!
恐る恐る鼻に手を持っていくと、思っていた通り。
鼻血が出ていた。
私は急いでティッシュをカバンから取り出す。
そのティッシュを鼻に持っていこうとしたときだった。
「君、大丈夫…?!」
聞き覚えのある声。
まさか。
私は顔を上げる。