一生片想い ーそれでも私はあなたを想い続けますー




私は完全に固まった。



息をすることも忘れ、ただその顔を見つめるだけ。



「………」



言葉が口から出ない。



頭が真っ白になって、シンジくんしか見えなくなった。



周りのガヤガヤした音も全く耳に入らず無音状態。






すると、シンジくんの表情がパッと変わった。



「あ、あの子だ…!この前のイベントで転んじゃった子だよね?!」

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