どっちが年上だか分らない
「ただいまー」とリビングに顔を出すと弟の修とお隣の拓斗がいた
「お帰りー姉貴久しぶりだね」
「この間電話で話したじゃない」
「顔を合わせるのは久しぶりだろ?」
「まぁそうだけど」と隣の拓斗を見る
「拓斗も久しぶり、元気だった?」
「ああ」と無愛想に答えた
「拓斗相変わらずだね、もうちょっと愛想よくしたら?
せっかくモテるのに勿体ないよ」
「別にモテたいとは思ってないからどうでもいい」
無愛想なモノ言い、変わってないなーっと思っていると
ただいまーと母が帰ってきた
「お母さんお帰り、買いモノ?」
「水城お帰り久しぶりね、もうたまには顔見せなさいよ
呼ばないと来ないんだから」
「ごめんって、何作るの?手伝うよ」
「そう?じゃお願いしようかな」
と一緒にキッチンに入っていった
キッチンに立つ水城を見ながら修がひとこと
「拓斗いいのか?」
「何が?」
「とぼけるな姉きのことだよ好きなんだろう?」
「・・・」
「姉きは鈍感だし
お前のこと幼馴染としてしか見てないからな
俺、間に入ろうか?」
「修が入るとややこしくなるからいい、自分で何とかする」
「ややこしいって何だよ、失礼だなお前」
「とにかく自分でするから」
「まぁ頑張れよ」
「ああ」