どっちが年上だか分らない
「社長の息子とお見合い!?」
「うん」
「相手は?」
「藍島不動産で営業に所属している藍島博人さんで年齢は28歳
前に仕事でウチの会社に来てたんだってそのときにひと目ぼれしたって言われた」
「ひと目ぼれか、で断ったんでしょうね?」
「うんもちろん、お見合い興味ないし
断っても大丈夫みたいなこと課長が言ってたから」
「当たり前よ水城には幼馴染みくんがいるんだから
今後こんな話がきても断りなさいよ、受けちゃダメだからね」
「ただ相手社長の息子さんでしょ?断って怒ったりしないかな」
「課長だって大丈夫って言ってたんでしょう?
それともその後何か言ってきたとか?」
「ううんそれはないけど」
「じゃあ気にしなさんな、何かあったら教えてチカラになるわよ」
「ありがとう」
それから数日経ったある日仕事をしていると課長に呼ばれた
まさかと思い、恐る恐る課長のあとに着いていくと
やはり会議室で課長の口から出た言葉に驚いた