どっちが年上だか分らない
「水城今日忘れないでよ」と未沙子
「分ってるー」
今日は待ちに待った合コン
でも仕事が押していて行けるか微妙になってきた
とにかく時間まで頑張るしかない
結局定時まで終わらず私だけ遅れて行くことになった
何とか終わり課長に書類を提出すると急ぎ着替えて会社を飛び出した
お店に向かう道すがらふと修が言ったことを思いだした
”そんなのに出てもロクなオトコに出会えないぞ”
たしかに合コンで出会って上手くいったケースってあまり聞かないけど
何もしないでいるよりはまずは行動しないことには何も始まらない
もしかしたら恋人とまでいかなくても友達はできるかもしれない
そんな気持ちで参加してみたけど・・
到着したお店の前で暫し考えこむ
すると鞄に入れていたケータイが鳴った
「もしもし?」
『水城今どこ?』
「ごめん今お店の前に着いた」
『じゃあ早く来なさいね、待ってるから』
「分った」電話を切りため息をつく
ケータイを鞄にしまうとお店に入った