どっちが年上だか分らない

「たっ!」拓斗と出そうになり慌てて口に手をあてる

「何、水城どうしたの?」と未沙子

「あっううん何でもない」と拓斗の顔を見ると
しらっとした顔をしていた、何で拓斗がここに?

その後はまわりの声も耳に入らずだった
時間だけが過ぎていき合コンはお開きになった


お店の前で解散となり私と拓斗以外は二次会に向かっていった
皆の姿が見えなくなったところで拓斗を睨みつけた

「どうして拓斗がいるのよ」

「修に聞いたから」

「それで何で来たのよ!」

「水城がお持ち帰りされないか心配だった」

「そんな心配いらないわよ」

「そう言いきれるのか?酒に弱いくせに」

「ちゃんとセーブしてるよ」と言うと拓斗はため息をつき

「ところでどうだった?初の合コンは」

「うーん、ただ食べて飲んで軽く話しただけで終わっちゃった
初めてだからよく分らないんだけどこんなもんなのかな?
恋人どころか友人すらできなかったけど」

「まぁこんなもんだ、今後はよく考えてからにしといた方がいい」

「うん・・」


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