35億番目に好きな人を愛してます
倒れ込んだ俺たちの距離はわずか10センチだった。
「あぁ…もう…。」
この際だから言ってしまえ。
千愛希への思いも。
忘れ去られるなんて承知で、
言ってしまえ。
「ちあ…」
「ひろと…。」
さっきのが嘘みたいに眠りそうな千愛希が口を開く。
「ひろと…。すきだよ…。」
え…。今なんて…。
「すき…なのに、ひろとはすきなひといるんだもんね、」
ちがう、それはお前で…
「だいじょーぶだから、わたし…。
しあわせになるんだよー…。」
むにゃむにゃいいながら、
千愛希はそう言った…。
「千愛希?」
「やだ、千愛希じゃ、やぁー」
「…
ちあちゃん?」
ちあちゃんって言ったのなんて、いつぶりだろ。
そして俺はまた千愛希と同じ位顔が赤い。
「俺も好き。俺が好きなのは、ちあちゃんだよ。」
「ひろ…と…?」
千愛希が驚いたような顔をする。
「俺は、ずーっと前から、ちあちゃんのこと好きだったんだよ。」
「あぁ…もう…。」
この際だから言ってしまえ。
千愛希への思いも。
忘れ去られるなんて承知で、
言ってしまえ。
「ちあ…」
「ひろと…。」
さっきのが嘘みたいに眠りそうな千愛希が口を開く。
「ひろと…。すきだよ…。」
え…。今なんて…。
「すき…なのに、ひろとはすきなひといるんだもんね、」
ちがう、それはお前で…
「だいじょーぶだから、わたし…。
しあわせになるんだよー…。」
むにゃむにゃいいながら、
千愛希はそう言った…。
「千愛希?」
「やだ、千愛希じゃ、やぁー」
「…
ちあちゃん?」
ちあちゃんって言ったのなんて、いつぶりだろ。
そして俺はまた千愛希と同じ位顔が赤い。
「俺も好き。俺が好きなのは、ちあちゃんだよ。」
「ひろ…と…?」
千愛希が驚いたような顔をする。
「俺は、ずーっと前から、ちあちゃんのこと好きだったんだよ。」