社長は今日も私にだけ意地悪。
井ノ森さんの逆隣に座るのが、白石 南(しらいし みなみ)さん、二十四歳。ギター担当。作詞もするらしい。井ノ森さん、木崎さんとはこれまた違った系統の顔をしていて、いわゆるベビーフェイスの可愛い系だ。けれど性格はクールなのか、さっきから表情を殆ど変えず、口調もどこか淡々としている。
最後に、木崎さんの逆隣が、青野 七瀬(あおの ななせ)さん、二十三歳。キーボード担当。黒髪のサラサラヘアーで、彼もまたクール系の美少年だ。口数はかなり少ない。
「まずは、契約内容に関して改めて説明しますね。既に電子媒体でお送りしてあるかと思いますが、こちらをお渡しします」
そう言って佐藤さんは、紙ベースの契約書を四人に渡し、全員に行き渡ると私にもくれた。
それを見ながら、うちの会社の契約方針や重要事項などについて佐藤さんが説明していく。
私もその内容をノートに必死にメモを取りながら、四人と一緒に佐藤さんの話を聞く。
一通り説明し終えたところで、佐藤さんが四人に対し、質問があるかどうかを尋ねる。
佐藤さんの説明が分かりやすかったからか、特に質問は挙がらなかったので「では、あとは柳葉に一任しまして、僕はこれで失礼します」と言って彼は椅子から立ち上がる。
えっ、一任って、この後一体何をすれば……?
最後に、木崎さんの逆隣が、青野 七瀬(あおの ななせ)さん、二十三歳。キーボード担当。黒髪のサラサラヘアーで、彼もまたクール系の美少年だ。口数はかなり少ない。
「まずは、契約内容に関して改めて説明しますね。既に電子媒体でお送りしてあるかと思いますが、こちらをお渡しします」
そう言って佐藤さんは、紙ベースの契約書を四人に渡し、全員に行き渡ると私にもくれた。
それを見ながら、うちの会社の契約方針や重要事項などについて佐藤さんが説明していく。
私もその内容をノートに必死にメモを取りながら、四人と一緒に佐藤さんの話を聞く。
一通り説明し終えたところで、佐藤さんが四人に対し、質問があるかどうかを尋ねる。
佐藤さんの説明が分かりやすかったからか、特に質問は挙がらなかったので「では、あとは柳葉に一任しまして、僕はこれで失礼します」と言って彼は椅子から立ち上がる。
えっ、一任って、この後一体何をすれば……?