それでも俺は君に恋を
タイトル未編集

プロローグ

俺は村上直哉。28歳。独身。好きな花言葉は桜。
現在、有名ビール会社のSIMAUMAの第2営業課主任を担当している。うちのビールは最近の若者世代、つまり俺と同じくらいの年代であれば一度は飲んだ体験があるだろう。因みに、来春に発売される「ゆずの花」は俺がプロデュースしたビールでこれが甘口に仕上がっていて、女性をターゲットにした期待大の商品であり、更に……。
おっと、つい熱く語ってしまった。失敬、失敬。そんな話はどうでもよく、俺が未だに独身であると言うことを話したいのだ。俺は俺自身、イケメンではないがブサイクではないと自負しているし、女友達にも見方によってはイケメンだよねとも言われている。その見方とやらは、一体何処の視点なのかは未だに謎。しかし、家事的な事は一通りできるし、料理だって方法さえ掴めれば、一応何でも作れる。完璧主義を目指している訳ではないが、そう見えるような人間にはなっている。故に彼女が出来てもおかしくはない。しかし、どうやらその理論は通じないようだ。先ほど述べた通り、女友達はいる。実際、付き合っているのではないかと男友達に疑われるほど、仲良くなった奴は何人もいる。しかし、俺は恋愛対象とはならず、むしろ一番仲の良い友達が適任らしい。現に彼女らは彼氏持ちor既婚で幸せな生活を謳歌している。子供を持つ家庭の奴も少なくない。この点に関してはどうやら間違っていないようだ。では、なぜ俺は彼女ができないのだろうか?
その答えはもう証明済みだ。そして、数学界ではあり得ないほどの文章量でQ.E.Dに辿り着くであろう。それは何か?そ俺は村上直哉。28歳。独身。好きな花言葉は桜。
現在、有名ビール会社のSIMAUMAの第2営業課主任を担当している。うちのビールは最近の若者世代、つまり俺と同じくらいの年代であれば一度は飲んだ体験があるだろう。因みに、来春に発売される「ゆずの花」は俺がプロデュースしたビールでこれが甘口に仕上がっていて、女性をターゲットにした期待大の商品であり、更に……。おっと、つい熱く語ってしまった。失敬、失敬。そんな話はどうでもよく、俺が未だに独身であると言うことを話したいのだ。俺は俺自身、イケメンではないがブサイクではないと自負しているし、女友達にも見方によってはイケメンだよねとも言われている。その見方とやらは、一体何処の視点なのかは未だに謎。しかし、家事的な事は一通りできるし、料理だって方法さえ掴めれば、一応何でも作れる。完璧主義を目指している訳ではないが、そう見えるような人間にはなっている。故に彼女が出来てもおかしくはない。しかし、どうやらその理論は通じないようだ。先ほど述べた通り、女友達はいる。実際、付き合っているのではないかと男友達に疑われるほど、仲良くなった奴は何人もいる。しかし、俺は恋愛対象とはならず、むしろ一番仲の良い友達が適任らしい。現に彼女らは彼氏持ちor既婚で幸せな生活を謳歌している。子供を持つ家庭の奴も少なくない。この点に関してはどうやら間違っていないようだ。
では、なぜ俺は彼女ができないのだろうか?
その答えはもう証明済みだ。そして、数学界ではあり得ないほどの文章量でQ.E.Dに辿り着くであろう。それは何か?そう、それは

俺が恋しているからである。

それも高校時代に出会った子に。要約すると俺は叶わぬ恋を追い求めているのだ。宛もなく、さ迷って、結果的には奇跡が起きない限りは助からない、言わば出口の見えない迷路にはまっている状態であり、このままだと一生ゴールが見えないだろう。
現状打破したいが、性格上チキンなため、行動力にはいまいち欠ける。そして、その「彼女」が忘れられないくらい自分に理想的女性像だったのだと思う。
だからこそ、諦めきれない。
例え、好きでなくても……

それでも俺は君に恋をする。
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