極上社長とのスイーツレシピ。

す、凄い……これが自分達が作ったなんて
誰が思うだろうか？

ほとんど社長のお陰でもあるのだが
無事に完成させることが出来た。

「初めてにしたら……こんなもんか。
上手く作れて良かったな？比崎」

「はい。桐生社長のお陰です。
ありがとうございます」

私は、嬉しくて飛びっきりの笑顔で
社長にお礼を伝えた。

「そうか……それなら良かった」

社長は、頬を赤くしていたが
私は、すっかりとケーキに夢中になっていた。

早く……食べたいな。

周りも同じように出来上がったみたいだった。

「では、出来たところから片付け始めて下さい。
この後は、皆さんのお待ちかねの試食にしましょう」

松本シェフがそう言ってくれた。

うわぁ……やっと食べられる。
私は、わくわくしていた。