極上社長とのスイーツレシピ。

遠くから見ているだけの人だったのに。

「何それ……まるで運命みたいじゃないのよ!?
それで、こういいムードになった訳?」

その話に紗奈恵は、食いついてきた。

「いいムードって……あれは、
無意識にやっているだけだろうし」

そう……あのセクシーボイスや行動も
きっと無意識にやっていたのだろう。

普段から色気を漂わしている人だし……。

「何よ……それ。無意識だろうが
アタックにすればいいじゃないのよ!?
せっかく近付けたのに」

アタックと言われても

「だって、女性達に囲まれていたし」

「じゃあ、次の教室。
また行くのでしょ?その時は、
もう少しお互いの距離を縮めなさい」

紗奈恵がそう言ってきた。

次の教室で……。

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