極上社長とのスイーツレシピ。

えっ……?
そのために私を……?

正直社長に好意をあるのは、本当だし
媚びを売りたい気持ちも分かる。

社長は、ただ素直にケーキの感想を聞きたかったから
私を呼んだのか……。

少し違う期待をしていた私は、
ガッカリした。

すると社長は、私の口元についた
クリームを取りながら

「そうだ。今度のお菓子教室は、
比崎も参加するんだろ?
だったら、また一緒にペアを組むぞ」

一緒にペアを組もうと誘ってくれた。

「えっ?いいのですか……!?」

失敗も散々したし
もう一緒に組めないと思っていたから驚いた。

「2回目からは、ペアを替えても同じペアでも
いいらしいから、構わんだろう。
何だ?俺では不満か?」

「いえ。とんでもございません」

嬉しい……。
また一緒にスイーツ作りが出来るのね。

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