極上社長とのスイーツレシピ。

サクサク進めてゲットって……。

簡単に言う紗奈恵に驚かされる。

「いや。そんな無茶な……」

そう言おうとしたら課長に咳払いをされる。
私達は、慌てて静かにした。

「もう……紗奈恵が声が大きいから
課長に睨まれちゃったじゃない」

「ごめん、ごめん。でも、それよりも
アタックよ!
アタックして親密になりなさい」

ガッツポーズをしてきた。

まったく……肉食なんだから。
でも少しは、可能性があるのだろう?

社長と親密になれるチャンスが……。

変な期待をしながら私は、
お菓子教室の日を待った。

そして、その日が来ると何やら
参加女性達は、そわそわとしていた。

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