極上社長とのスイーツレシピ。
これは、一体……?
話し声が聞こえてきた。
どうやら社長の来るのを待っているようだった。
「次は、私が5番の桐生さんと組むわ」
「私だって……」
今日は、同じペアを組もうと火花を散らしていた。
私は、まさかのライバルの多さに唖然とした。
いや。社長は、普段からモテモテだから
分かってはいたけど……怖い。
すると少し遅れて社長が現れた。
背広を脱ぐ姿も裾を捲りあげてから
腰にエプロンを付ける姿もカッコいい。
その度に周りから悲鳴が飛んだ。
私は、ドキドキしながら見てみると
社長は、こちらを見てきた。
あ、挨拶しなくちゃあ……。
そう思ったら参加女性達に一瞬で
囲まれてしまった。