極上社長とのスイーツレシピ。
あ、また出遅れてしまった……!?
参加女性達に囲まれて挨拶をするにも
出来ない状態だった。
皆は、ペアを組みたいと申し出ていた。
やめて……せっかく私が誘われているのに!?
なんだか勢いで取られそうな雰囲気に
私は、オロオロしながら見ていることしか
出来なかった。
ど、どうしよう……。
泣きそうになっていると社長は、
その女性達を払い除けて私のところに来た。
「比崎。何をしているんだ?
今日は、お前とまたペアを組むと言ったはずだぞ」
そう言いながら
「は、はい……」
良かった。
忘れないでいてくれた……。