極上社長とのスイーツレシピ。

現金とか言われ驚いてむせてしまった。

「ゲホッゲホッ……」

苦しい……。

「おい。大丈夫か?」

社長、慌ててコップに水を入れて
渡してくれた。

「すみません……」

涙目になりながら、そのコップを受け取り飲んだ。
背中を擦ってくれた。

「まったく。気を付けろよ。
意外とお前は、おっちょこちょいだから」

「うぅっ……すみません。」

やっぱり、失敗ばかりだ。

それでも親切に優しく
手を差し伸べてくれる社長に私は、切なくも
ときめいていた。

せめてお礼に何か出来ないだろうか?
お詫びとお礼も兼ねて……。

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