彼と愛のレベル上げ
その恋は実りますか?
結局、リサイクルショップの査定が終わって運び出されたのが3時。
そのあと私の車で主任のマンションに戻って、少しだけ片づけをした後ご飯を食べに行くことにした。
「潤にぃ、ご飯どこにする?」
「ゆっくり飲める所がいいんだけどな」
ご飯って聞いたのに、ゆっくり飲める所って返ってくるってことは……
「んー、お酒の種類とかどこが多いかわかんないから潤にぃ決めて?」
「あぁ、そうか……」
少し考えるようにしてから潤兄は、
「あのなんだっけ桃が好きな出し巻き出すとこ」
「あぁ、アース?」
「そうだ、そんな名前だった」
そこは望亜奈さんが教えてくれたお店で、創作料理の洋風居酒屋。
私が好きな出し巻きもそうなんだけど、季節によって色々新しいメニューが出てどれもおいしい。
だけど最近は望亜奈さんは彼にべったりで、飲み会も合コンも全くないからそのお店にはずいぶんと行ってない。
「歩いたらちょっとかかるかな?」
「いいだろ?風も気持ちいいし、たまには」
私は明らかに作業しますって服装だったから、潤兄に先に下に行ってもらった。
さっと着替えだけして、お財布と携帯をカバンに入れて鍵を閉めた。
「潤にぃ、おまたせ」
「んじゃ、行くか」
潤兄と二人で並んで歩くのは去年の夏祭り以来かな?
料理教室のあといつも迎えに来てくれるけど、望亜奈さんか朔也さんが一緒にいるし二人っきりってことはない。
だからなのか、なんとなく変な感じがした。
その変な感じを取り除こうと私は、
「潤にぃ、今日はお手伝いしてくれてありがとう」
「なんだよ、あらたまって」
「やー、酔わないうちに?言っておこうと思って?」
「酔う気満々だな、桃は」
そんな軽口をたたけば、さっきまで変な感じって思ってたのは気のせいだったのかとさえ思う。
「酔う気満々てわけじゃないけど…だって、今日は飲むんでしょ?」
「……たまには、いいだろ?」
又その言葉。
たまには、か。
やっぱり潤兄、なんか変だよ……
そのあと私の車で主任のマンションに戻って、少しだけ片づけをした後ご飯を食べに行くことにした。
「潤にぃ、ご飯どこにする?」
「ゆっくり飲める所がいいんだけどな」
ご飯って聞いたのに、ゆっくり飲める所って返ってくるってことは……
「んー、お酒の種類とかどこが多いかわかんないから潤にぃ決めて?」
「あぁ、そうか……」
少し考えるようにしてから潤兄は、
「あのなんだっけ桃が好きな出し巻き出すとこ」
「あぁ、アース?」
「そうだ、そんな名前だった」
そこは望亜奈さんが教えてくれたお店で、創作料理の洋風居酒屋。
私が好きな出し巻きもそうなんだけど、季節によって色々新しいメニューが出てどれもおいしい。
だけど最近は望亜奈さんは彼にべったりで、飲み会も合コンも全くないからそのお店にはずいぶんと行ってない。
「歩いたらちょっとかかるかな?」
「いいだろ?風も気持ちいいし、たまには」
私は明らかに作業しますって服装だったから、潤兄に先に下に行ってもらった。
さっと着替えだけして、お財布と携帯をカバンに入れて鍵を閉めた。
「潤にぃ、おまたせ」
「んじゃ、行くか」
潤兄と二人で並んで歩くのは去年の夏祭り以来かな?
料理教室のあといつも迎えに来てくれるけど、望亜奈さんか朔也さんが一緒にいるし二人っきりってことはない。
だからなのか、なんとなく変な感じがした。
その変な感じを取り除こうと私は、
「潤にぃ、今日はお手伝いしてくれてありがとう」
「なんだよ、あらたまって」
「やー、酔わないうちに?言っておこうと思って?」
「酔う気満々だな、桃は」
そんな軽口をたたけば、さっきまで変な感じって思ってたのは気のせいだったのかとさえ思う。
「酔う気満々てわけじゃないけど…だって、今日は飲むんでしょ?」
「……たまには、いいだろ?」
又その言葉。
たまには、か。
やっぱり潤兄、なんか変だよ……