彼と愛のレベル上げ

《ログイン完了です》



いつもならフトモモ天使が銃を背負っている状態でキャラが現れる。

でも今目の前の画面にはjunのキャラがいてそれを主任が動かしている。



jun: ちは

スーラ: おージュン珍しいなこの時間に^^

jun: たまにはいいだろ



目の前でjunがチャットしているのを見るのはなんだかのぞき見しているような錯覚を起こした。



スーラ: 何ジュン。モモちゃんに言われてログインしたか?w

jun: ま、そんなとこ



あ、ジュンさん、そんな顔をしながらゲームでチャットしてたんだ。
ふふって笑ったりしてるし案外私と一緒なんだなぁ。


「モモも話したい?」

「え?いえ、だってそのキャラジュンさんじゃないですか」

「面白そうだし話してみたら?」



jun: スーラさん、こんにちは^^

スーラ: え?ジュン何、そのキャラ設定wかなりキモイけどwww

jun: いえ、あのモモです^^;

スーラ: え?!まじで?!いや、そう言えばそんな感じのしゃべり方

jun: 今ジュンさんの家からなので^^;

スーラ: うわーなにそれ。エローイ

jun: いえ、あのそんな・・・



「はは、モモそれじゃスーのこと煽ってますよ」


え?そんなつもりなんてなくてただちょっと御挨拶をと思っただけなのに。



jun: はい、おわり

スーラ: ちぇ、なんだよ、モモちゃん独り占めすんなよー

jun: わざと。モモはオレのだから



『オレのだから』

そう言われるのはすごくうれしい。
事あるごとに主任は私を自分の所有物だと恥ずかしくもなく言いきる。



スーラ: おまっ、それわざわざ言うためにログインしたのかよwww

jun: そうとも言うな

スーラ: すげーな。まじで。ジュンあいかわらず^^;

jun: 俺はあんまりログインできないけど、モモとは仲良くしてやって

スーラ: おう、モモちゃんはまかせとけ!

jun: スーが一番怪しいからな一応釘さしとく

スーラ: さすがに相手がジュンだと知った今は怖くて手出せないわ^^;

jun: ま、よろしくな。じゃ落ちる

スーラ: おう、またな



それだけチャットを打ち込むと主任はあっさりとログアウトした
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