もう少し早く先生に出会いたかった…

まぁそうだよなーと思いながら副キャプテンと部室で着替えていた。
すると携帯が鳴る。
先生からのLINEだった。

「はやくしろ〜」

先生は体育館の入り口の前で待っていてくれたのだ。そしていつもは乗らない助手席に乗り私は家まで送ってもらった。

その車内で私はあえて部活のこと以外の学校でのことを楽しく話していた。
でもやっぱりこの先生は優しい。

「お前最近部活どうなのよ。」

部活の話を切り出してきた。
「やっぱり妖精のままですよ。部活にはいるけど先生にはみえていない。」
そこから家までずっとこの話。
私は今の自分が悔しくてどうしていいかわからなくて泣いてしまった。

すると先生は意外ときついことを言う。
でも、それは私が決意するきっかけになった
そして先生は「そこにティッシュあるから使っていいぞ。家帰る前に泣き止め！」と言った。

この時わたしは、正直この時間が続けばいいのになと思った。