エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「そう、かもね」
「言うようになったわね。もうさっさと嫁に行ってもいいわよ。今日は帰ってこなくていいからね」
母の発言に目が点になる。
嫁は気が早いし、帰ってこなくていいって……。
「もう、なに言ってるんだか。行ってきます!」
なんとなく気まずくなってしまった私は、玄関を飛びだした。
すると、約束の時間より早かったのに、もう翔さんは迎えに来てくれていた。
車から降りて待っていたくれた彼は、私の全身に視線を這わせる。
ほんの少し首を傾げて真剣な眼差しの彼は、完全にデザイナーの顔。
いったいなにを考えているのだろう。
「砂羽。今日もきれいだ。それに最近、色っぽくなってきたよね」
「えっ、そんなことはないかと……」
母に『かわいくなった』なんて言われたばかりなので、少し驚いた。
「いや、本当だよ。他の男の視界には入れたくないな。でも、砂羽が色香を増したのが俺のせいだとしたらうれしいけど」
「言うようになったわね。もうさっさと嫁に行ってもいいわよ。今日は帰ってこなくていいからね」
母の発言に目が点になる。
嫁は気が早いし、帰ってこなくていいって……。
「もう、なに言ってるんだか。行ってきます!」
なんとなく気まずくなってしまった私は、玄関を飛びだした。
すると、約束の時間より早かったのに、もう翔さんは迎えに来てくれていた。
車から降りて待っていたくれた彼は、私の全身に視線を這わせる。
ほんの少し首を傾げて真剣な眼差しの彼は、完全にデザイナーの顔。
いったいなにを考えているのだろう。
「砂羽。今日もきれいだ。それに最近、色っぽくなってきたよね」
「えっ、そんなことはないかと……」
母に『かわいくなった』なんて言われたばかりなので、少し驚いた。
「いや、本当だよ。他の男の視界には入れたくないな。でも、砂羽が色香を増したのが俺のせいだとしたらうれしいけど」