エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
そんな中、茶会は進み、お菓子のあとに薄茶が出された。
「頂戴します」
いつもの流れなのに、翔さんが私を凝視しているので、妙に緊張してしまう。
なんとかお茶を飲み終えると、次は翔さんの番。
初めてだというのに、一つひとつの所作にまったく迷いがない。
社長として数々の修羅場をくぐり抜けてきているからか、この程度では動じないのかもしれない。
茶会が終わり外に出ると、彼はスッと私の手を握った。
茶室の周りは立派な日本庭園。
大きな池には鯉がたくさん泳いでいる。
「都会にもこんなところがあるんだな」
「はい。初めて訪ねたときは驚きました。でも、別世界に来たみたいで癒されて」
「うんうん。自然がたっぷりあると、息をするだけで心がきれいになる気がするよ」
彼はクスクス笑っている。
ただ歩き、他愛もない会話交わしているだけなのに、彼と一緒だとこんなに心躍る。
「頂戴します」
いつもの流れなのに、翔さんが私を凝視しているので、妙に緊張してしまう。
なんとかお茶を飲み終えると、次は翔さんの番。
初めてだというのに、一つひとつの所作にまったく迷いがない。
社長として数々の修羅場をくぐり抜けてきているからか、この程度では動じないのかもしれない。
茶会が終わり外に出ると、彼はスッと私の手を握った。
茶室の周りは立派な日本庭園。
大きな池には鯉がたくさん泳いでいる。
「都会にもこんなところがあるんだな」
「はい。初めて訪ねたときは驚きました。でも、別世界に来たみたいで癒されて」
「うんうん。自然がたっぷりあると、息をするだけで心がきれいになる気がするよ」
彼はクスクス笑っている。
ただ歩き、他愛もない会話交わしているだけなのに、彼と一緒だとこんなに心躍る。