エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「こちらのドレスは、弊社のメインデザイナー・一ノ瀬 翔の作品でございます。自分の手で愛した人を輝かせたいという男性の願望と、一番美しい姿で愛する人に嫁ぎたいという女性の願望の双方を表現できるようにと、デザインしております」
それを聞き、ハッと隣の翔さんを見上げる。
すると彼は、頬を緩めた。
「愛する人の魅力を自分の手で引き出せるなんて、我ながら最高の仕事を選んだと思ってる。そう思わせてくれた砂羽には、感謝しかない」
「そんな……」
翔さんは私だけのための洋服を何着も生み出してくれた。
そして愛のたっぷり詰まったウエディングドレスも。
こんな経験は、なかなかできるわけじゃない。
私が感謝をするほうだ。
「続きまして、和装に参ります」
中から司会者の声がして、ピリリと気持ちが引き締まる。
もちろん緊張はするけれど……ここにいる人たちに、今の幸せな私を見てもらえればいいと心が決まった。
それを聞き、ハッと隣の翔さんを見上げる。
すると彼は、頬を緩めた。
「愛する人の魅力を自分の手で引き出せるなんて、我ながら最高の仕事を選んだと思ってる。そう思わせてくれた砂羽には、感謝しかない」
「そんな……」
翔さんは私だけのための洋服を何着も生み出してくれた。
そして愛のたっぷり詰まったウエディングドレスも。
こんな経験は、なかなかできるわけじゃない。
私が感謝をするほうだ。
「続きまして、和装に参ります」
中から司会者の声がして、ピリリと気持ちが引き締まる。
もちろん緊張はするけれど……ここにいる人たちに、今の幸せな私を見てもらえればいいと心が決まった。