エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
写真撮影が終わり衣装室に戻ると、翔さんが吐き出すように言う。
「なに言ってるんですか。翔さんも似合ってます。私……すごく幸せです」
「俺も」
彼のおかげで大切なものを守ることができた。
そして最高に幸せな気持ちで、新たな一歩を踏み出せる。
私たちは誰もいない隙に、熱い口づけを交わした。
それから本番の結婚式までの二カ月間は、翔さんはとても忙しくなり、毎晩帰りが遅い。
しかもデザインが不足しているということで、帰ってきてからもデザイン画を何枚も描いていた。
その一方で峰岸織物は、あのプレスリリースのおかげで白無垢や色打掛に使う反物の注文が入るようになり、うれしい悲鳴を上げている。
「お疲れさまです。コーヒーいかがですか?」
帰宅後、仕事部屋でデザイン画を描いていた彼にコーヒーを差し出すと、手を止め顔を見てくれる。
「ありがと。ごめんな。寂しいよな」
うなずきそうになってこらえた。
「なに言ってるんですか。翔さんも似合ってます。私……すごく幸せです」
「俺も」
彼のおかげで大切なものを守ることができた。
そして最高に幸せな気持ちで、新たな一歩を踏み出せる。
私たちは誰もいない隙に、熱い口づけを交わした。
それから本番の結婚式までの二カ月間は、翔さんはとても忙しくなり、毎晩帰りが遅い。
しかもデザインが不足しているということで、帰ってきてからもデザイン画を何枚も描いていた。
その一方で峰岸織物は、あのプレスリリースのおかげで白無垢や色打掛に使う反物の注文が入るようになり、うれしい悲鳴を上げている。
「お疲れさまです。コーヒーいかがですか?」
帰宅後、仕事部屋でデザイン画を描いていた彼にコーヒーを差し出すと、手を止め顔を見てくれる。
「ありがと。ごめんな。寂しいよな」
うなずきそうになってこらえた。