エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「こうやって新しい道が開けていくのも、砂羽のおかげ」
「そんな、私はいるだけでしょ?」
なにもしてない。
彼と一緒に生活して、同じ空気を吸っているだけ。
「一緒にいるだけで男をコントロールするなんて、魔性の女だな」
彼は鼻で笑う。
「な、なんですか、その『魔性の女』って……」
「出会ってから、なにもかもが砂羽を中心に回ってる。砂羽の笑顔が見たいし、砂羽に褒めてもらいたい。砂羽に触れていたいし……一緒に幸せになりたい」
彼は柔らかな笑みを見せる。
それは大げさだ。
でも……私も翔さんに出会って世界が変わった。彼を中心に回っている。
私も、彼と一緒に楽しい未来が見たい。
「その結果、仕事もすこぶる順調なんだ」
「それを言うなら私のほうですよ。峰岸織物は、翔さんのおかげで完全に再生しました」
順調すぎるほど順調で、天国の父も喜んでくれているはずだ。
「そんな、私はいるだけでしょ?」
なにもしてない。
彼と一緒に生活して、同じ空気を吸っているだけ。
「一緒にいるだけで男をコントロールするなんて、魔性の女だな」
彼は鼻で笑う。
「な、なんですか、その『魔性の女』って……」
「出会ってから、なにもかもが砂羽を中心に回ってる。砂羽の笑顔が見たいし、砂羽に褒めてもらいたい。砂羽に触れていたいし……一緒に幸せになりたい」
彼は柔らかな笑みを見せる。
それは大げさだ。
でも……私も翔さんに出会って世界が変わった。彼を中心に回っている。
私も、彼と一緒に楽しい未来が見たい。
「その結果、仕事もすこぶる順調なんだ」
「それを言うなら私のほうですよ。峰岸織物は、翔さんのおかげで完全に再生しました」
順調すぎるほど順調で、天国の父も喜んでくれているはずだ。