エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「砂羽……本当にきれいだ」
黒いフロックコートを着てアスコットタイを締めている翔さんは、ため息交じりにつぶやき、熱い視線を私に注ぐ。
「翔さん、ありがとうございます。私、幸せすぎて胸がいっぱいです」
私が感謝を述べると、彼は近づいてきてグイッと抱き寄せてくれた。
「もう、絶対に離さない」
「はい。離れません」
だってこれ以上の幸福なんて絶対にないと言いきれるもの。
私は翔さんだけを信じて歩いていく。
「皆、待ってるよ」
「はい」
改めて自分の気持ちを確認してから、彼に手を引かれチャペルに向かった。
今日は重人さん夫婦も招待している。
私をわざと傷つけるような言葉を放った彼を招待することを翔さんはためらっていたけれど、私がお願いしたのだ。
翔さんは幼少の頃、つらい思いをしたかもしれない。
けれども、そんな経験があったからこそ、彼の優しさが作られている。
これから少しずつ会話を重ねて、重人さんにそれを感じてもらいたい。
黒いフロックコートを着てアスコットタイを締めている翔さんは、ため息交じりにつぶやき、熱い視線を私に注ぐ。
「翔さん、ありがとうございます。私、幸せすぎて胸がいっぱいです」
私が感謝を述べると、彼は近づいてきてグイッと抱き寄せてくれた。
「もう、絶対に離さない」
「はい。離れません」
だってこれ以上の幸福なんて絶対にないと言いきれるもの。
私は翔さんだけを信じて歩いていく。
「皆、待ってるよ」
「はい」
改めて自分の気持ちを確認してから、彼に手を引かれチャペルに向かった。
今日は重人さん夫婦も招待している。
私をわざと傷つけるような言葉を放った彼を招待することを翔さんはためらっていたけれど、私がお願いしたのだ。
翔さんは幼少の頃、つらい思いをしたかもしれない。
けれども、そんな経験があったからこそ、彼の優しさが作られている。
これから少しずつ会話を重ねて、重人さんにそれを感じてもらいたい。