【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
「いや、それはミア先輩が悪い!!」
場面変わって、私達は相談事や無駄話を長くしたいときによく行く、学校から近いファーストフード店に来ていた。
そこで注文した、ハンバーガーセットを食べながら、ミア先輩とのことを洗いざらいまい実ちゃんに話すと。
食いしん坊のまい実ちゃんがつまんでいたポテトをテーブルに落とすほど、怒っていた。
「いや違う!!ミア先輩も悪いけど、詩も悪いじゃん!」
「えっ、なんで!?」
「だってあんたの態度、聞いてるとハッキリしてないんだもん!
そりゃあミア先輩だって『イケる』って思っちゃうじゃん」
「うっ」
「ていうかなんであんたに、あんなかっこいい人がぞっこんなの!?
そう思うとこの世界ってファンタジーでできてるよ!!」
「いや、待ってよまい実ちゃん。それ純粋な悪口だから。地味に傷つくんだけど」