【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
「俺に黙って男と遊ぶなんて。
いつからそんな悪い子になったの」
「これには訳が……。
ていうか、誰と遊ぼうとミア先輩には関係ないじゃん」
「言い訳するな。
そういうの浮気って言うんだよ」
「そもそも付き合ってないし……っ!」
「付き合えば、天沢ちゃんを独り占めできるの」
「……へっ?」
さっきからミア先輩の様子がおかしい。
めちゃくちゃな事を真剣に言ってくるんだもん。
訳の分からない状況に、頭がごちゃごちゃしすぎて、助けを求めるようとタカシを見るけど。
面倒事に巻き込まれたくないタカシは、口笛を吹いて知らん顔。
ミア先輩にバレないように、タカシは物音を立てず静かに合コン部屋へと逃げていった。
たっ……タカシィィィィ!!!!