【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。









誘われてついて行った先輩の住んでるマンションの玄関で立ち止まる。


雨で濡れたお互いの体は、白いシャツが張り付いていて気持ちが悪い。 



「突っ立ってないで上がりなよ」


薄暗い玄関でボケーッとしていたら、先輩にそう言われ。


「お邪魔します……」と遠慮がちに上がらせてもらった。



「俺の両親共働きで、この時間いないから安心して」


「あっ、はい」


「なに緊張してんの天沢ちゃん。
 別に変なことしようとか思ってないよ。」


「別にそんなんじゃ、」


「まあしてほしかったら、してあげるけど。」


「……っ!!ミア先輩の変態」


「なんとでも言いなさい」




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